世田谷 E邸
世田谷の閑静な住宅街にあり、建築前より庭のご依頼をいただきました。“家にいる時間を大切にし、自分で作った採れたて野菜を楽しみ木々が造る優しい空気の中でゆっくりと過ごしたい”というご要望でした。
土が重要であること、植物の与えてくれる安らぎや恵を大切に考えて下さるお施主様のお庭です。
いろいろと考えた結果、無機質な部分を最小限に、土であること自然素材が与えてくれる優しい空間の庭を目指しました。建築前より庭の依頼を頂き、いろいろなことを考えぬいたお庭です。
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建築前からご相談を頂き、家が完成まじかです。
木が植わった姿を想像しワクワクします。施行前
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蛭川御影の山から切り出されたものを門柱として少しだけ加工しました。
既製品とは違い石の存在感、味があります。
石と土の門柱を作ります。門柱施工
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今回は自宅で刻み組み付け屋根板金をしたものを現場で据付しました。
屋根に板金屋根が入ることで耐久性が数段伸びます。目隠し塀施工
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ここの駐車スペースはお施主様の希望であえて土を選びました。
真砂土と言われる京都では土というとこれになります。御影石の風化土です。
道路からすぐに真砂土だと雨などの時、道路に土を引っ張るのでワンクッション洗い出しを設けて道路への土の飛散を抑えています。
ちょっとしたことですが・・
駐車場
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この家に付くちょっとした部分ですがここがあることで家への泥はね、人の行き来、外で使うものを置いたり・・すごく便利になります。
軒内
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御影石と土(版築工法)の門柱・・・石と土の質感が何とも言えません。
版築は水を吸うと表情が変わります。駐車スペースは締まりがよく扱いのいい真砂土を使用しています。
竣工後
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沢山の事を考え話し合い出来上がった庭です。木々の緑が家を引き立て住む人、訪れる人の心を癒します。
竣工後
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御影石(蛭川御影)と土(版築工法)の門柱・・・版築は水を吸うと表情が変わります。駐車スペースは締まりがよく扱いのいい真砂土を使用
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玄関からの景色 ベンチ・水道が設けてあります。少しの工夫を添えておしゃれに使いやすく・・
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栃木県のミカモ石のアプローチ・・石は何とも言い難い表情があります。
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水道周り・・少しの事で使い易くアクセントにもなります。
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庭の中、1本の大きな落葉樹を中心に夏は日陰を作り、冬は日がさすお庭です。
庭へ
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施工後半年が経っていますがお施主様が少しづつ手を加え、緑が濃くキッチン脇はハーブなど料理に使う植物が所狭しと育っています。
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大きな石をくり抜いた飼馬桶に水を溜めメダカを飼っています。
ソーラーパネルを使ったポンプがつながっていて太陽が出ると水の心地よい音がします。
水の音・・
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水鉢の水の循環は全てこの飼馬桶脇のBOX内に収まっています。透明の箱がポンプ、赤いバルブは水が不足した時の水道蛇口、黄色がポンプの水量調整になります。
ポンプに故障があったらこの箱を替えるだけです。
庭を造る際、必ず水の動き(雨水を第一に給排水)を重要視しなくてはなりません。給排水
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